カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)

円錐状の花房が特徴のカシワバアジサイ。
耐暑性・耐寒性が強く、庭木や公園などに用いられ、広い地域で植栽されている落葉低木。
種類によって一重咲きと八重咲きがあり、初夏から夏まで長期間花を楽しめることが魅力。紅葉も大変美しい。

こちらでは、カシワバアジサイの育て方や特徴についてご紹介します!

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瀬尾 一樹
監修者 樹木医 瀬尾 一樹

樹木医です。木も草も大好きで、将来は自分だけの森を持ちたいと思っています。木の美しさや育てる楽しさだけでなく、生きものとしての生態的な面白さも伝えていきたいです!好きな木はケヤキです。

執筆者 くずうまま

ハンギングバスケットマスターの資格を保持。日々ガーデニングや寄せ植え、ハンギング作りなどにいそしむ。草花を愛でるのが至福のひととき。

基本データ

分類
庭木-低木・下草
学名
Hydrangea quercifolia
科・属名
アジサイ科・アジサイ属
別名
ピラミッドアジサイ

梅雨の時期から夏まで楽しめる人気の花木

カシワバアジサイとは

カシワバアジサイは北アメリカ東部原産のアジサイの仲間で、大きな切れ込みのある葉の形がカシワの葉に似ていることから「カシワバアジサイ」という名がつけられた落葉低木です。
アジサイの仲間の一種ですが、カシワバアジサイは土壌の影響を受けないため、酸度によって花色が変わることはありません。
近年はイングリッシュガーデンで人気の高いアナベルのように、庭木として多く用いられています。

カシワバアジサイの特徴

耐寒性・耐暑性ともに強く生育旺盛なカシワバアジサイは、手入れや管理をせずに植えっぱなしでも問題ないほど育て方が容易です。
生育スピードも早いため、大きくなりすぎてしまうこともしばしば。
そのため、植え付ける時はあらかじめスペースに余裕を持っておくといいでしょう。

また、基本的にアジサイの仲間には毒性があり、カシワバアジサイも株全体に毒性を持っているため、決して口に入れないように注意してください。
小さい子供やペットがいる家庭は特に気をつけましょう。

カシワバアジサイの花と開花時期

カシワバアジサイの花は5月〜7月が開花時期で、比較的長い期間花を鑑賞できます。
一重咲きと八重咲きがあり、花房はピラミッドのような形をつくるのが特徴です。
花色は白が一般的ですが、種類によってグリーンが入ったり、ピンク色や赤に変化したりするタイプなど、種類が豊富で人気品種もいろいろなものがあります。

カシワバアジサイの人気のある種類

スノーフレークの写真
スノーフレーク…

八重咲きで円錐形の花房が特徴のもっとも人気が高い種類。
白い花弁で中心がライムグリーンに色づくのが魅力的。

スノークイーンの写真
スノークイーン…

一重咲きが特徴で、花房が真っ直ぐと上方向に伸びる。
花色は白で、古くなると次第にピンク色に色づく。
耐陰性が強いためシェードガーデンにおすすめ。

ハーモニーの写真
ハーモニー…

一重咲きの花が蜜に咲き、綿あめのようにこんもりとした花房が特徴。
花色は白にグリーンが入り、イングリッシュガーデンにぴったり。

リトルハニー
リトルハニー…

花は白色で一重咲き。
葉色が特徴的な種類で、春は黄金葉、夏は目を引くライムグリーンへと変化する。

ルビースリッパーズの写真
ルビースリッパーズ…

一重咲きで、花色が白からピンク、最後に赤色へと変化するのが特徴。
秋の真っ赤に染まる紅葉も美しい。

カシワバアジサイの花言葉

カシワバアジサイの花言葉には「元気な女性」「慈愛」「清純」「美」「魅力ある人」などがあります。
カシワバアジサイの花はとても美しく、花言葉も魅力的なので、女性へのプレゼントにもおすすめですよ。

さまざまな魅力を持つカシワバアジサイ、楽しみ方も紹介

カシワバアジサイの魅力とは

カシワバアジサイは春に新緑、初夏から花、秋には紅葉、冬には落葉するなど、四季によっていろいろな変化を楽しめる花木です。
花には香りがあるので、花を鑑賞しながら甘い香りを楽しむこともできます。
また、花は長持ちするため、生花にして飾ったりドライフラワーにしたりして長く鑑賞するのもいいでしょう。
和の風情や素朴な印象も感じられるところもカシワバアジサイならではの魅力と言えます。

ホワイトガーデンやイングリッシュガーデン、日陰の植栽におすすめ

純白の花が美しいカシワバアジサイは、白を基調とするホワイトガーデンの主役に最適です。
冬の時期は落葉して少し寂しい印象になってしまうものの、新緑や紅葉が楽しめる春と秋の季節はカラーリーフとしても活躍するはず。

さらに、カシワバアジサイは大きく成長するので、イングリッシュガーデンの後方に植えれば、周囲の草花の引き立て役としての魅力も発揮します。
耐陰性が強いことから日陰の緑化や、シェードガーデンの植栽にも役立つでしょう。

カシワバアジサイのドライフラワーをつくろう

花房が大きくインパクトのあるカシワバアジサイの花。
開花期を迎えたらぜひ手軽につくれるドライフラワーづくりにチャレンジしてみましょう。
ドライフラワーの作り方は、茎の部分に紐をきつく巻いて縛り、逆さまに吊るして乾燥するだけです。
ポイントは直射日光に当たらず、風通しのいい場所で乾燥させること。

ほかにも、ドライ・イン・ウォーター式やシリカゲルを使った作り方もあるので、興味のある人はぜひトライしてみてください。
カシワバアジサイの花とほかの草花を組み合わせて、おしゃれなスワッグをつくるのも素敵ですよ。

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)の詳細情報

草丈・樹高
1〜2m
栽培可能地域
北海道以南
花色
白、緑、ピンク
開花期
5月〜7月
耐暑性 / 耐寒性
強い/強い

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)の育て方・管理方法

植え付け・植え替え
植え付け・植え替えは、3月〜4月の葉が芽吹く前か、10月〜11月の気温が穏やかな時期に行います。
地植えをする場合の用土は、 腐葉土と堆肥などをよくすき込み、水はけと水持ちのいい土づくりを心がけてください。鉢植え栽培なら、市販の培養土を使用するといいでしょう。

植え替えは鉢植え栽培の際に必要です。
カシワバアジサイは成長が早く根詰まりを起こしやすいので、1年に1回はひと回り大きい鉢に植え替えるのがおすすめ。
肥料
肥料を与えるタイミングは植え付ける時の元肥と、花が咲いた後のお礼肥、冬の寒肥です。
元肥には緩効性肥料を土に混ぜ込んでおきます。お礼肥は発酵油かすや化成肥料、液体肥料など、リン酸が多く速効性のある肥料がおすすめ。
冬の寒肥は1月〜2月の時期に緩効性肥料や有機質肥料などを与えるといいでしょう。
剪定
剪定時期は、カシワバアジサイの花が終わる7月頃からが適期です。
カシワバアジサイは剪定をせずにいると、幹が太くなり樹形が乱れてしまうことから、植え付けた年は地上から20cmくらいの高さにある芽の上でカットします。
そうすることで樹形がこんもりと茂り、よくまとまるでしょう。

また、花芽は秋頃にできるので、樹形を整えるための剪定は早めに行うことが翌年の開花を増やす鍵となります。
この場合の剪定の仕方は、その年に伸びた枝の節を2〜3節残し、剪定バサミを使って切り詰めてください。
剪定して不要となった枝は、挿し木にして増やすことも可能です。
病害虫
カシワバアジサイはうどんこ病やハダニなどの被害に合うケースがあります。
うどんこ病は葉に白い粉のように見えるカビが発生し、放置すると周囲の葉にも次々と伝染していく病気です。
予防方法は剪定をして風通しをよくしておくことが肝心ですが、発症してしまった場合は被害のあった葉をすぐに取り除き、薬剤を使って防除してください。
ハダニは夏の高温期に発生しやすいのが特徴です。予防・対処方法としては、葉の裏にまで水をよく散布するように心がけると、ハダニをの発生を抑えられます。
日当たり
乾燥を嫌うカシワバアジサイは水切れに弱く、最悪の場合枯れることも少なくありません。
基本的な水やりのタイミングは、鉢植え栽培の場合、土の表面が乾いてから与えます。
ただし、夏の高温期は水分が乾きやすく、水切れを起こしやすいので、朝か夕方の涼しい時間帯に1日1回は水やりを行いましょう。

地植え栽培の場合は、しっかりと根付いた後は降雨だけで問題ありません。
しかし、夏に雨が降らない日が続くような時には、朝か夕方にたっぷりと水やりを行いましょう。
水やり
乾燥を嫌うカシワバアジサイは水切れに弱く、最悪の場合枯れることも少なくありません。
基本的な水やりのタイミングは、鉢植え栽培の場合、土の表面が乾いてから与えます。
ただし、夏の高温期は水分が乾きやすく、水切れを起こしやすいので、朝か夕方の涼しい時間帯に1日1回は水やりを行いましょう。

地植え栽培の場合は、しっかりと根付いた後は降雨だけで問題ありません。
しかし、夏に雨が降らない日が続くような時には、朝か夕方にたっぷりと水やりを行いましょう。

出典(引用元)

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