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タマリュウ
2020.10.07

タマリュウ

日本の山野に自生する野草を改良した植物。庭のどこにでも植えられる小さな草姿が人気で、グランドカバーなどで植えられている。根元にひっそり咲く小さな花やコバルトブルーの実もかわいらしい。

基本データ

  • 分類庭木-低木・下草
  • 学名Ophiopogon japonicus ‘Gyokuryu’(‘Tamaryu’)
  • 科・属名キジカクシ科ジャノヒゲ属
  • 別名チャボリュウノヒゲ

グランドカバーとしてよく使われる、日本の野草の改良品種

タマリュウとは

 
タマリュウとは、日本に自生するリュウノヒゲ(ジャノヒゲ)という植物の品種の一つで、葉っぱが短く小さくなるものです。リュウノヒゲは葉っぱの長さが10~20cmくらいになるのに対し、タマリュウの葉っぱの長さは10cmいかないくらい。小さく収まった姿がかわいらしいです。
日本には近い仲間でナガバジャノヒゲ、オオバジャノヒゲなど様々な種類が自生しています。
 

グランドカバーに

 
背丈が伸びないので、グランドカバーとしてよく利用されています。庭石の隙間を敷き詰めるように植えられたり、花壇の縁に沿って植えられたりすることが多いです。他のグランドカバープランツにありがちな増えすぎるということもなく、手入れや植え方も簡単なので人気の植物です。
 

他にもいろいろな品種が

 
タマリュウ以外にも、リュウノヒゲの品種で様々なものが産み出されています。たとえば葉っぱに模様(斑)が入る「玉竜錦」白い模様が入る「白竜」、近い仲間のオオバジャノヒゲの品種で葉っぱが黒くなる「黒竜」なんてのもあります。基本的には葉っぱを楽しむために植えられることが多いのですが、それでもたくさんのバリエーションがあって楽しい植物です。

扱いやすい上にキラリと光る観賞価値を持つ万能植物

好きなところに植えて庭をアレンジ!

 
タマリュウは植えるのにスペースを取らないし余計に広がることも少ないので、ガーデニングの際に融通の利くアイテムとして使える植物です。
濃い緑色の葉っぱは、庭の雰囲気を落ち着いた雰囲気にすることもできるし、整然と並べて植えることで整い引き締まった雰囲気にすることもできます。
マット状のもので庭に敷き詰めても良いし、ちょっとした隙間に並べて植えても良いし、好きなところに好きなように植えてしまいましょう。
 

花や実を楽しむ

 
タマリュウ 実
 
タマリュウのあまり知られていない楽しみ方として、かわいい花や実があります。どちらも葉っぱの根元に隠れるようにしてつくので、葉っぱをかき分けて探さないとなかなか見つかりません。
その分、見つけたときにちょっとした感動があります。小さいけれどひっそりと咲く真っ白でかわいらしい花に、コバルトブルーのきれいな実。特に実はツヤツヤでかわいらしい上に、こんな色の実は他の園芸植物でもなかなか見られません。
お庭のレイアウトをする際扱いやすいし、観賞価値もとても高い植物なのです。

育て方・管理方法

詳細情報

 

草丈・樹高

~5cm程度

 

栽培可能地域

全国

 

花色

 

開花期

7~8月

 

結実期

9~10月

 

耐暑性/耐寒性

どちらも強い
 

 

育て方

 

植え付け・植え替え

植え付けたい場所に10cm程度の植え穴を掘って、そこに植え付けます。植えつける土に堆肥などの有機質肥料を混ぜ込んでおくと良いです。時期は問いませんが、冬以外に植え付ける場合はしばらく様子を見つつ水やりをするようにしましょう。

 

肥料

植え付け時には、有機質肥料などを元肥として混ぜ込んでおきます。それ以降は特に気を使う必要はありませんが、気になるようであれば油粕などを与えるようにしましょう。また、即効性の化学肥料などは肥料焼けを起こすことがあるのであまりおすすめしません。また、マット状のものやポット入りのものなど、販売元によって売っている形が違うことがあるので、それぞれの植え方で販売元から説明があればそれに従うようにしましょう。
 

剪定

葉っぱが痛んできたり伸びてきたりしたら、地際から刈り込みバサミなどで刈り込みを行います。これによって新しい葉っぱが出てきて見た目がきれいになるので、芽吹く前の春ごろに行うと良いでしょう。刈り込みを行う場合、葉っぱの変色が見られる場合は病気の可能性があるので、刈り取った葉っぱは土に戻さず、焼却処分することで病気の発生を抑えることができます。また、株が成長して詰まるようになる場合は、掘り取って株分けするようにしましょう。

 

病害虫

タマリュウは基本的に病虫害の発生しづらい植物なのですが、まれに病気や害虫が発生することがあります。比較的多いのが、葉っぱの縁が丸く削り取られたようになったもの。これはヒョウタンゾウムシの仲間がかじり取った痕です。体長10mmにも満たない小さなゾウムシの仲間で、一度発生すると葉っぱがボロボロになって見た目的にあまりよくありません。直接見つけて駆除するのは難しいので、薬剤を使うのが良いでしょう。薬剤を使用する場合は、ラベルをよく確認してから使用するようにしてください。
また、まれに葉っぱが変色する炭疽病などの病気にかかることがあります。そうした場合は葉っぱを刈り込み、病気の出ている葉っぱを焼却処分することで発生を抑えることができます。
 

日当たり

日当たりのよいところでも日陰でもよく育ちます。

 

水やり

植え付けてから根付くまでは必要ですが、基本的には特に気にする必要はありません。夏場など乾燥が激しいときは時々気を使って水をあげるようにしましょう。
 

育てやすさ

★★★★

出典(引用元)

山と渓谷社
「山渓ハンディ図鑑 野に咲く花」

ウェブサイト
「玉竜.com」
「病害虫・雑草の情報基地」

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