冬の外仕事における防寒対策について解説している記事になります。防寒対策をすることで怪我の防止や作業効率アップにつながるので、現場仕事をしている職人さんはぜひ参考にしてください。

執筆者 お庭の窓口(転職情報)編集部

お庭の窓口転職情報の編集部です。 社内の造園・外構のプロたちから助言をいただきつつ、皆様に有益な情報を提供できるように頑張ります。

目次

防寒対策の必要性

防寒対策

冬場の現場仕事をする際に重要なのが防寒対策です。防寒対策を怠ると思いもよらぬトラブルに発展する可能性があるので注意しましょう。

具体的には下記の通りです。・怪我に繋がる・体力を消耗する・体調を崩す それぞれ詳しく解説していきます。

怪我を防ぐことができる

防寒対策をすることで、怪我を防ぐことができます。なぜなら身体を暖かい状態にキープできるので、動きやすく仕事がしやすくなるからです。

逆に防寒対策をしないと、身体が硬直した状態になり、思うように身体が動かなくなってしまいます。そうなると現場内の小さな段差で転倒したり、簡単な作業で身体を痛めたりする可能性が高くなります。外仕事をやる上で最も大切なのは自分の身体なので、防寒対策をして自分の身体を大切にしたいですね。

体力を消耗しにくくなる

また防寒対策をすると、体力を消耗しにくくすることが可能です。理由は一定の体温を保つことができるからです。体温が低くなると、人間は思った以上に体力を消耗します。そうなると疲れが残りやすく、仕事の効率が悪くなってしまいます。常に一定のパフォーマンスが出せるよう、冬の外仕事では防寒対策といった体調管理が必須です。

冬の現場仕事では、暖房器具がないのはもちろんのこと、地域によっては氷点下になる環境で仕事をしなければならない現場があります。そのような現場では、特に防寒対策を入念に行いましょう。

体調を崩す

防寒対策を怠ることで、体調を崩しやすくなるのも防寒対策が必要な理由の1つです。特に足元を冷やしてしまうと、身体全体が冷えやすくなるので、足元の防寒対策は重要です。

仕事内容によっては「地下足袋」「足袋靴」など、生地の薄い素材を履く必要のある業種も。そのような職種の方は、靴下を厚手のものにするといった防寒対策をして、体調管理をしましょう。体調を崩してしまうと自分が大変な思いをしてしまうほか、現場の進捗具合にも影響を及ぼす可能性があります。工期よりも前倒しで施工を完了させるために、防寒対策をはじめとする対策を徹底して行いたいですね。

防寒のポイントとそれぞれの活用法

防寒 ネックウォーマー

防寒対策のポイントと、それぞれの活用方法について解説していきます。

  • 重ね着をする
  • 手袋をする
  • カイロを貼る
  • インナーを着る
  • 腹巻をする
  • 準備運動を欠かさない

具体的には上記の通りです。それぞれ詳しく解説していきます。

重ね着をする

手軽に行える上に、最も効果的なのが重ね着をすることです。できれば薄手の動きやすい素材で、雨や風を通さない素材の服を重ねて着ることが理想。なぜなら動きやすく仕事がしやすいからです。

単純に重ね着をするだけでなく、仕事中でも動きやすい服装にするというのを意識しなければなりません。薄い生地で雨風を防げる素材の服を着用しましょう。

手袋をする

手袋を着用することで、手先が冷えるのを防ぐことができます。仕事中はもちろんのこと、仕事以外の時でも手袋を着用するのが理想です。手先を冷やしてしまうと、作業効率が悪くなります。また体温が下がり、体調を崩してしまう原因になってしまうので注意しましょう。

作業中は作業効率を意識した薄手の手袋が理想ですが、仕事以外の時はなるべく厚手の手袋を着用するのが理想です。

カイロを貼る

外仕事を行う際に、カイロを貼るのは有効な防寒対策です。なぜなら暖房器具がない環境で仕事をすることが多いので、カイロのような電気も火も使わずに体温を温められるものは貴重だからです。仕事中に使用しても良いですし、仕事をする前に使用するものおすすめです。

ただ仕事中にカイロを使用し過ぎると、逆に暑くなり過ぎて体調を崩してしまうこともあるので、体調や天候、作業内容に合わせて調節してください。

腹巻をする

腹巻をすることで、お腹が冷えるのを防ぐことができます。また腹巻をしても作業に影響が出ないのが嬉しいポイントですね。

作業内容によっては厚着が作業効率を悪くすることもあるので、厚着ができない作業は腹巻をするのがおすすめです。

ネックウォーマー

ネックウォーマーをすることで、首元が冷えるのを防ぐことができます。またネックウォーマーのメリットは、作業中に着用しても邪魔にならないことです。

例えばフードは首元の冷えを防ぐことができますが、周囲の音や声が聞こえにくくなってしまうデメリットがあります。またマフラーはヒラヒラとして引っ掛かりやすく、怪我に繋がる可能性があり危険です。一方でネックウォーマーは上記のような心配が不要な点が、作業員に嬉しいポイントです。

フェイスマスクをする

フェイスマスクを着用すると、顔の寒さを防ぐことができます。特に風の強い日や地域では、フェイスマスクの着用をおすすめします。顔全体を覆うことができるので、一気に寒さを感じにくくすることができるでしょう。

ただフェイスマスクのデメリットとしては、現場によって着用することができない点です。特に施主と直接関わる業種では、クレームに繋がる可能性があるので注意しましょう。また近隣住民からのクレームにも繋がる可能性があるので、着用する際は細心の注意が必要です。

準備運動を欠かさない

準備運動も立派な防寒対策です。持続的な効果はありませんが、仕事をする前に準備運動をしておくと、身体が温まるほか、怪我をするリスクを減らすことができます。

とにかく準備運動をすることでデメリットはないので、怪我防止も兼ねて準備運動を欠かさないようにしましょう。具体的にはラジオ体操といった準備運動で十分です。

仕事別の注意点

作業着

仕事別の注意点について解説していきます。

  • 狭いところで作業を行う場合
  • 細かい作業をする場合
  • 室内で作業をする場合

具体的には上記を詳しく解説していきます。

狭いところで作業を行う場合

狭いところで作業を行う際は、重ね着のし過ぎに注意しましょう。なぜなら重ね着をすることで、狭い場所での作業がしにくくなるからです。釘や木材に作業服が引っ掛かり、怪我の原因にもなります。狭い場所で作業をする時はインナーを着用するなどして、事前に対策を取りましょう。

細かい作業をする場合

前述した通り、細かい作業をする時は薄手の手袋を着用して作業をすることをおすすめします。なぜなら厚い手袋を着用した作業は、効率を悪くするだけではなく、工具や部品を落とす原因になるからです。

特に高所で作業をする場合は、注意が必要になります。また手元が滑りやすくなる雨の日は注意が必要です。雨の日の作業はゴム手袋を使用するなどして防寒対策や落下防止に徹しましょう。

まとめ

この記事では外仕事の防寒対策について紹介しました。暖房やヒーターの使えない現場では、防寒対策としてできることは限られています。そのため厚着をしたり、カイロを使用したりと工夫して防寒対策をすることが重要です。特に雪が降るような地域では、防寒対策をしないと、体力の消耗が激しく、体調管理が難しいでしょう。

また防寒対策をしながら、作業効率を意識するというのは難しいですが、動きやすい冬用の作業服を販売しているお店に行けば自分にピッタリの作業服が見つかるかもしれません。今後も現場で活躍するために、職業や地域に適した防寒対策を見つけられる良いですね。

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