これから工事を行う場合、近隣住民に工事を行う旨の挨拶をする必要性があります。

事前に工事を行うことを知らせることで、近隣住民とのトラブルを未然に防ぐことができます。挨拶に行くときは粗品を持っていくのがマナーですが、どんな粗品を持っていけばいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。

それでは、工事を行うときの挨拶に関するマナーについてご説明しましょう。

執筆者 中里 涼子

ライター歴8年以上の中里 涼子です。 引っ越しや不動産投資、美容、医療、クレジットカード、ビジネス、ペット、株式投資、食品、健康、占い、住宅、宝くじ、防犯、リフォーム・リノベーション、ダイエットなどの多種多様なジャンルの記事を執筆しております。

目次

工事挨拶とは?–近隣トラブルを防ぐための手順

工事を行うにあたって必ずやっておきたいのが、近隣住民への挨拶です。

近隣住民は周辺で工事が行われると少なからずストレスを感じる可能性が高いので、事前に挨拶することでさまざまなトラブルに発展するのを防ぐことができます。

それでは、工事の挨拶の重要性についてご説明しましょう。

工事挨拶の重要性

工事の挨拶は非常に重要です。

工事の挨拶をする必要性がある理由として挙げられるのは、以下の通りです。

  • 近隣住民とのトラブルを避けるため
  • 工事に伴う臭いや騒音被害を避けてもらうため
  • 施主と近隣住民との関係を守るため

基本的に工事を行う場合、工事に必要な資材を運ぶためにさまざまな工事車両が駐車され、道が狭くなったり塞がれたりしてしまいます。特に何も知らされないまま工事が行われてしまうと、突然の騒音や臭いなどでほぼ確実に近隣住民がクレームを入れてトラブルに発展してしまうでしょう。

そのようなことが起こらないように、工事を行う前に近隣住民と挨拶をする必要性があるのです。

工事を行う前に近隣住民に工事を行う旨の挨拶をすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。挨拶をするといっても近隣住民には臭いや騒音を我慢してもらうことになるので、せめてもの謝罪の気持ちを込めて粗品を渡したり、工事内容の説明をしっかり行ったりして信頼を得ることが大切です。

近隣住民は前もって工事が行われることが分かっていれば、臭いや騒音に備えることができますし、クレームを入れる気にもならないでしょう。

特に施主との関係性を保つのにも必要です、施主が依頼した業者が挨拶しなかったことによって近隣住民とのトラブルにつながると、施主と近隣住民との関係性も悪くなってしまいます。

施主に迷惑をかけないため、近隣住民とのトラブルを引き起こさないようにするためには、工事前の挨拶が必須です。

挨拶が求められるシチュエーションとタイミング

挨拶が求められるシチュエーションやタイミングは、基本的に工事を行う1週間前~10日前です。

挨拶をするだけなら工事をする前でもいいのではないかと思うかもしれませんが、工事を行う前日に工事を行う旨を報告されても近隣住民は困るだけです。そもそも前日に留守にしている近隣住民がいると、その人にとってはいきなり工事が始まって混乱してしまう状況になります。

そのようなことがないように、工事を行う1週間前~10日前に挨拶をしましょう。また、留守だった場合は日を改めて挨拶に伺う必要性があります。

工事挨拶のステップバイステップ

これから工事を行う前の挨拶をするにあたって、どんな粗品を用意すればいいのか、どんな挨拶にすればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。

挨拶の準備と必要な物を揃え、しっかりとした挨拶文を考えて挨拶に臨むことが大切です。

それでは、工事前の挨拶における準備や挨拶文、粗品についてご説明しましょう。

挨拶の準備–必要な物と心構え

工事前の挨拶に行く前に、必要な物を用意して挨拶に行く心構えをしましょう。

どんな挨拶文にするのか、どんな粗品を持っていくのか決めた上で準備することで、いざ住民に挨拶するときに混乱しなくなります。

挨拶文の例文

挨拶文の例文は、以下の通りです。

『拝啓 皆様におかれましてご健勝のこととお慶び申し上げます。

この度、〇〇町1-1の〇〇宅にて、建物の改修工事を執り行うこととなりました。

工事中は皆さまにご迷惑をおかけしないように、細心の注意をもって作業にあたらせていただきます。

ご不便をおかけして申し訳ございませんが、何かお気づきの点がございましたら下記の連絡先までご連絡いただければ幸いです。

なお、工事の概略は以下の通りになります。

工事内容:建物の改修工事

工事期間:令和〇年〇月〇日 ~ 令和〇年〇月〇日

工事時間:午前10時~午後5時ごろまで

土日祝日の工事については行わない予定ですが工事日程によっては行うこともあります。ご了承いただけますようお願い申し上げます。

施工業者:〇〇工務店 担当者〇〇 連絡先XXXX-XXX-XXXX

〇〇町1-2-3

会社電話番号XXX-XXX-XXXX

ホームページ:http://www.〇〇〇』

挨拶文を用意するのは、口頭だけで工事内容や工事期間などを伝えても上手く伝わらなかったり、忘れたりしてしまうからです。

最低でも工事内容、工事期間、工事の作業時間帯、自社の連絡先と住所、施工業者、工事を行う謝罪文を記載しましょう。

挨拶時の粗品–相場とおすすめアイテム

挨拶するときは挨拶文と一緒に粗品を渡します。

粗品を渡すことでせめてもの謝罪と協力の意を示すことができるため、近隣住民の心証が良くなります。しかし、どんな粗品を渡せばいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。

それでは、挨拶する時に渡す粗品の相場やおすすめアイテムについてご説明しましょう。

粗品選びのコツ

粗品選びのコツは、基本的に500円~1,000円程度の高すぎないもので、消耗品を選ぶことです。

粗品の相場が高いとかえって近隣住民に気を遣わせてしまいます。挨拶するためだけに高いものを渡されても、もらいっぱなしで申し訳ないので何かお返しをしなければならないと思わせてしまいます。500円~1,000円程度のものであれば、相手も快く受け取ってくれるでしょう。

また、消耗品以外のものを粗品にするのはおすすめできません。形に残るのは扱いにくくなりますし、食料品だと好みが分かれる上に嫌いなものやアレルギーなどで食べれないものだと心証が悪くなる可能性があります。

近隣住民の反応が良かった粗品事例

近隣住民の反応が良かった粗品として挙げられるのが、洗剤やラップ、ゴミ袋、タオルなどのアイテムです。

これらの粗品は基本的に消耗品でありながら非常に実用的なアイテムなので、誰がもらっても困ることがありません。

無難なアイテムでありながら500円以内で購入できるものもあるため、用意しやすいのもポイントです。

実際の挨拶–誰が、どのように

実際に挨拶に行くとき、誰がどのように挨拶すればいいのか知ることが大切です。

挨拶に行く時間帯や頻度、留守時の対応などさまざまなマナーも知っておくと、近隣住民に失礼のないように挨拶ができます。

それでは、実際に挨拶に行くときの正しい方法やマナーについてご説明しましょう。

挨拶する人–施主と業者の役割

実際に近隣住民に挨拶する場合、業者だけが挨拶しに行くだけで良いと思うかもしれませんが、施主も一緒に挨拶に伺うのがマナーです。

というのも、業者だけが挨拶する場合、近隣住民から「なぜ施主が挨拶に来ないのか」と無責任だと思われてしまいます。したがって、近隣住民に挨拶をするときはなるべく日程を合わせて一緒に挨拶するか、どうしても日程が合わない場合は後日、施主が個人的に挨拶しに行くのが望ましいでしょう。

挨拶の実施–正しい方法とマナー

実際に挨拶しに行くときは、正しい方法と共にマナーを守りましょう。

近隣住民に迷惑がかからない方法で挨拶することで、こちらへの心証が良くなります。

それでは、実際に挨拶するときの正しい方法とマナーについてご説明しましょう。

挨拶の時間帯と頻度

挨拶しに行く時間帯は、基本的に休日か平日の夕方あたりです。

休日は仕事が休みの人が多いため、休日に挨拶しに行くことで住民に挨拶できる可能性が高いでしょう。また、もしも休日に伺っても住民が出ない、もしくはいない場合はタイミングをずらして平日の夕方などに伺うのがおすすめです。

ただ、近隣住民に迷惑になってしまうので夜中や通勤の時間帯などに挨拶しに行くのはやめましょう。

夜中はリラックスしていたり静かに過ごしたりしている時間帯ですし、通勤の時間帯は仕事に行く準備などで慌ただしいでしょう。

また、挨拶の頻度は工事前と工事後の1回ずつで問題ありません。何回も挨拶に来られても近隣住民が困るだけですし、話すこともなくなるでしょう。

留守時の対応方法

もしも挨拶に伺ったときに住民が留守だった場合、日時を変えて何度か訪問する必要性があります。

それでも住民に会えなかった場合は、何度も訪問した旨や工事の実施期間、工事によってどんな影響が予想されるのか、施工業者の連絡先と住所が記載された手紙を投函しましょう。

必要最低限の情報を記載することで、後から住民が工事が行われることを知ってくれます。

工事中の配慮–近隣への配慮を忘れずに

工事を行う挨拶が終わったからといって思い切り工事を行っていいわけではありません。

いくら近隣住民が協力してくれているとはいえ、それでも少なからずストレスになっています。

工事中も近隣住民に配慮してこそ、近隣住民とのトラブルを防ぐことができます。

それでは、工事中の配慮についてご説明しましょう。

工事中の騒音や振動への対策

工事中に気を付けたいのは、なるべく騒音を出さないこと、振動を引き起こさないようにすることです。

もちろん工事している以上は騒音や振動は避けて通れないと思うかもしれませんが、やり方次第で対策することはできます。たとえば騒音が出てしまう機械等を取り扱う場合は、長時間動作させるのではなく、間隔を開けながら動作させるようにするのがコツです。

騒音がずっと続くと、人はストレスを感じやすくなりますが、間隔を開けて騒音が発生する時間とそうでない時間を作ることでストレスにつながりにくくなります。

振動が発生する機器等を扱うときも、同じように間隔を開けて施工することが大切です。

工事車両の管理–駐車と出入り

工事に必要な車両も、近隣住民に迷惑がかからないように管理しなければなりません。

頻繁に車両が出入りしないようにするのはもちろん、駐車する場所も迷惑にならない場所に駐車します。特にやってはいけないのが、近隣住民の住宅の玄関前に駐車してしまうことです。

玄関前に駐車されてしまうと出かけられなくなりますし、逆に車両が邪魔で帰宅することもできません。くれぐれも近隣住民に迷惑がかかるような場所には駐車しないようにしましょう。

工事後のフォロー–挨拶は終わりではない

工事が終わったら、必ず近隣住民に挨拶するのがマナーです。

工事完了後のアフターフォローに対応できるかどうかも施工業者の信頼につながるため、しっかりと対応する必要性があります。

それでは、工事完了後のフォローについてご説明しましょう。

工事完了後の再挨拶

工事が完了した後は、近隣住民に工事が完了した旨を伝えましょう。

近隣住民が協力してくれたおかげで工事が完了したようなものなので、感謝の気持ちを伝えることが大切です。工事完了後に挨拶することで礼儀正しい人だと思ってくれるので心証が良くなります。

なお、工事完了後の挨拶をするときに粗品を持参する必要性はないので注意しましょう。

トラブル時の対応と相談窓口

工事が終わったからといってすべてが終わるわけではありません。

工事が終わった後に何らかのトラブルが起こる可能性があるため、トラブルに対応できるようにすることと、近隣住民からの相談に応えられるように相談窓口をSNSやホームページ等に記載しましょう。

万が一のことが起きたときにすぐに対応できる体制が整っていれば、迅速に解決できます。

まとめ

これから工事を行うにあたって、しっかりと近隣住民に挨拶することが大切です。

挨拶があるのとないのとではまるで違いますし、近隣住民とのトラブルを避けるためにも粗品を持って挨拶しに行くのがマナーです。

相手に気を遣わせないような粗品を用意し、施主と一緒に挨拶することで近隣住民も納得してくれるでしょう。

お庭業界での
転職なら

造園、園芸、外構、土木業界での転職を今すぐ探すなら業界専門の求職サイトがオススメ!