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カルーナ
2022.04.22

カルーナの育て方や特徴

秋冬の時期に活躍する常緑低木のカルーナは、育て方が簡単で扱いやすく、庭の花壇や寄せ植に多用されています。
今回はカルーナの育て方を解説するほか、ガーデンガールズなど人気の種類、花言葉や剪定方法も紹介していきます。

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基本データ

  • 分類庭木-低木・下草
  • 学名Calluna vulgaris
  • 科・属名ツヅジ科・ギョリュウモドキ属(カルーナ属)
  • 別名ギョリュウモドキ、ヒース、四方柏

育て方が簡単で扱いやすい常緑低木のカルーナ・ブルガリス

カルーナとは?

 
カルーナはヨーロッパ、北アフリカ、シベリアなど、冷涼な地域を原産とする常緑低木の仲間です。
カルーナ・ブルガリス種の一種類のみがカルーナ属と扱われていますが、その園芸品種は約1000種と、非常に多くの変種があることで知られています。
花木のエリカと近い品種でもあることから両者の見た目はよく似ており、エリカと同じく「ヒース」と呼ばれることもしばしば。
 
また、カルーナはカラーリーフやグランドカバーに使われるなど、使い方もさまざまであり、日本では寄せ植えにも多く活躍しています。
 

カルーナの特徴

 
冷涼な地域を原産とするカルーナは、日本の高温多湿の環境には弱い傾向にあります。
したがって、温暖な地域での育て方はいかに上手く夏越しをさせるかに焦点を当てなければなりません。
その反面、寒さには強いので、梅雨と夏の時期さえ乗り越えれば1年を通して栽培できます。
加えて、カルーナの成長スピードはとても緩やか。
樹高もそれほど高くは成長しないので、育て方が簡単なものを探している人や、庭の花壇に扱いやすい樹木を植えたい人などにおすすめの樹木です。
 

カルーナの開花時期と花言葉

 
開花がはじまったカルーナ
カルーナの開花時期は6月〜9月といわれていますが、日本で主流なのは12月〜3月に開花を迎える冬咲きタイプが一般的。
スラリと伸びた茎には白やピンク、赤色の小さな花がたくさんついて華やかな雰囲気をまといます。
ちなみに、カルーナの花言葉には、「自立」「誠実」「旅立ち」「連理の枝」などがつけられていますが、カルーナの枝が絡め合って咲く姿を見て、「連理の枝」といった花言葉がつけられたのだそう。
真っ直ぐに伸びる枝の様子も「自立」の花言葉にしっくりきますね。
 

人気高いおすすめの種類「ガーデンガールズ」

 
カルーナ属のカルーナ・ブルガリスには変種が多く、さまざまな人気品種が誕生しています。
 
なかでも人気の高い種類は「ガーデンガールズ」。
庭の花壇や寄せ植えに多く用いられており、コンパクトなサイズ感と彩り豊かな花色が特徴です。
そのほかにも、シルバーの葉が特徴の品種、黄色や赤色の葉が楽しめるもの、枝垂れる種類など、人気品種が続々と登場しているので、ぜひ園芸ショップや通販ショップなどを覗いてみてください。
 

カルーナは秋冬の花壇や寄せ植えの定番

寄せ植えに最適なカルーナ

 
カルーナは背丈が低く、植え込み後もほとんど姿が変わらないことから、寄せ植えに大変重宝します。
茎には動きがあるので、庭の花壇や寄せ植えに取り入れると空間をおしゃれに演出することも可能です。
 
また、カルーナの種類によってはシルーバリーフや鮮やかな黄緑色の葉が楽しめるものがあり、カラーリーフとしてほかの草花の引き立て役にも活躍します。
使い勝手のいいカルーナを季節の寄せ植えやハンギングバスケットなどにぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
 

4月〜5月は挿し木におすすめの時期

 
お気に入りのカルーナが見つかった人は、挿し木で増やしてみるのもおすすめです。
カルーナは株が古くなってくると下葉が茶色くなったり形が乱れたりして、鑑賞価値が下がってしまいます。
もちろん、強剪定で新芽の成長を促すのもOKですが、挿し木ならカルーナの株を増やすことができるので、ぜひ挿し木が成功しやすい4月〜5月の時期に挑戦してみましょう。
 

株分けなら手軽に増やせる

 
カルーナは株分けで増やすことも可能です。
株元をチェックして独立した株が2つ以上あれば、そこから切り離して育ててみましょう。
株分けをする際は、ハサミを使ってカルーナの根を土ごと分断するようにカットします。
株分けしたカルーナは新しい土を使って植え替えをし、日陰で1週間ほど養生させてから日当たりのいい場所で育てましょう。
 
株分けなら挿し木よりも失敗がしにくく、手軽に増やせることもメリットなので、こちらもぜひ実践してみてくださいね。
 

育て方・管理方法

≪ 詳細情報 ≫

 
草丈・樹高
20〜80cm

 
栽培可能地域
北海道以南

 
花色
赤、ピンク・紫・白

 
開花期
夏咲き品種:6月〜9月、冬咲き品種:12月〜3月

 
耐暑性/耐寒性
やや弱い/強い

 

≪ 育て方 ≫

 
植え付け・植え替え
植え付けと植え替えに適した時期は、3月〜4月と9月〜11月の春と秋の時期です。気温が穏やかな時期に植え付けと植え替えを終わらせておきましょう。
 
カルーナの根はぎっちりと固まっていることが多いので、根を手でほぐせないような場合、ハサミを使って底部に十字の切り込みを入れてから植え付け・植え替えをします。
用土は酸性土壌を好む傾向にあるので、鹿沼土7:腐葉土3の割合でブレンドした土を使うのがおすすめです。
市販の培養土を使用しても問題なく育てられるので、土を手軽に用意したい人は、市販の培養土を使用しましょう。
植え替えは年に1回のペースで行うと根詰まりなどを防げます。

 
肥料
元肥に緩効性化成肥料を適量施しますが、その後の追肥はほとんど必要ありません。
ただ、カルーナの花付きや成長の促進をサポートしたい人は3月〜5月の時期に液体肥料を月に1度与えるのがおすすめです。

 
剪定
剪定は全体の花が咲き終わったあとに行います。
カルーナの下葉が枯れこんでくるのを防ぐため、株元近くまでカットしましょう。高さは大体3〜5cm程度になるまで全体を剪定します。
また、混み合っている箇所を風通しがよくなるように剪定すると、蒸れの防止に役立つでしょう。

 
病害虫
病害虫による被害はほとんどありません。
しかし、アブラムシやハダニなどが発生するケースもあるので、殺虫剤を定期的に散布しておくと、害虫予防に効果的です。

 
日当たり
基本的には日当たりがよく、風通しのいい環境で育てるようにします。
ただし、高温多湿や夏の暑さに弱いので、気温が高くなる頃にはできる限り日差しを遮り、涼しい場所で管理することがポイント。
 
長雨が続くような場合は、鉢植えを雨が当たらない場所へ移動させることも蒸れ予防になるのでおすすめです。

 
水やり
カルーナは加湿を嫌う傾向にあります。かと言って、水を控えめにし過ぎると水切れを起こして、枝が茶色く枯れこんでしまうことも少なくありません。
したがって、カルーナの育て方は水やりのタイミングがとても重要です!
土の表面が白っぽく乾いたところで水やりを行うと、適切なタイミングで水やりができるはず。
特に鉢植え栽培では夏に水切れを起こしやすいので、朝か夕方の涼しい時間帯に鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをしてください。
 
冬はそれほど水を必要としないので、10日に1回くらいのペースで水やりをするといいでしょう。

 

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