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黄色い花が咲くエニシダ
2022.02.25

エニシダの育て方や特徴

エニシダは花が蝶のような形をしており、初夏から株全体を黄色に染め上げ、枝いっぱいに咲き乱れる姿が大変魅力的です。
生育旺盛で寒さ暑さに強く、育て方が簡単なエニシダ。
種類も豊富で黄色い花色のほかにも白やピンク、赤、オレンジなど、人気品種もさまざま。

基本データ

  • 分類庭木-低木・下草
  • 学名Cytisus scoparius
  • 科・属名マメ科・エニシダ属
  • 別名エニスダ

たくさんの黄色い花が咲く姿は圧巻!人気の花木・エニシダとは?

エニシダとは

 
エニシダ(金雀枝)は種類によって常緑性・落葉性に分けられる人気の花木です。

原産地は地中海沿岸のヨーロッパや北アフリカなどで、日本には江戸時代に渡来してきたそう。
さまざまな環境に適応し丈夫な性質を持つため、育て方はとても簡単。
ガーデニング初心者にもぴったりでしょう。
 
地植えの場合は大きく育つため、樹高が1.5m以上になることもありますが、鉢植えで育てられるコンパクトなサイズの種類もあります。
株全体を黄色い花で埋め尽くすことから、冬の花木として名高いミモザ好きの人や初夏に花が咲く庭木を植えたい人にもおすすめしたい低木です。
 
 

エニシダの特徴

 
エニシダの立ち姿
エニシダは地面からたくさんの枝を出し、ホウキのように成長していきます。
若いうちは枝が立ち上がっていますが、大きくなると枝が重みで枝垂れていき、横へと広がっていくのが特徴。
そのため、植え付けるときは周囲に十分なスペースを取ることが必要です。
暑さ・寒さには強いものの、種類によっては半耐寒性のものや冬に落葉するタイプもあります。
なお、エニシダには株全体に毒性があるので、誤って子供やペットが口にしないように注意してください。
 
 

エニシダの花と開花時期は?花言葉も紹介

 
花の開花時期は5月〜6月の初夏の頃です。
エニシダはマメ科の植物のため、花の形は蝶形花。
花後にはサヤの中に種を作り、秋頃にはサヤ全体が黒く熟します。
また、花には変わった特徴があり、普段花弁の中に隠れている雄しべと雌しべは、虫が花にとまると花弁が開いて受粉します。
受粉が終わった花は雄しべと雌しべが剥き出しの状態となっているので、ぜひ花の様子にも目を向けてみてくださいね。
 

エニシダの花言葉は「謙虚」「卑下」「謙遜」「清潔」

「清潔」はエニシダの枝でホウキをつくったことが花言葉の由来となっていますが、そのほかの花言葉はフランスの物語で、王子が兄の命を奪ったことによる懺悔を繰り返し言い続けていたことからきているのだそうです。
 
 

花色や種類が豊富のエニシダ

 
一般的なエニシダは常緑性で冬の寒さにも強いのが特徴です。
「シロバナエニシダ」は半耐寒性で、純白の美しい花色が魅力的。
人気の種類「ホオベニエニシダ」は、黄色い花弁にオレンジ色が入るのが特徴です。
ほかにも、赤色の「アカバナエニシダ」や鉢植え向きの「ヒメエニシダ」など、いろいろな花色や種類のエニシダが流通しています。
 

ホオベニエニシダ
アカバナエニシダ

香り豊かなエニシダの魅力、育て方の疑問についても解説

エニシダの魅力や楽しみ方

 

エニシダの最大の魅力といえば、黄色い花でいっぱいの満開時の姿。
エニシダの花は全体にぴっしりと花をつけるので、開花時は庭がパッと華やぎ、緑の葉との対比も美しく、うっとりするような花姿を鑑賞できます。
大きく成長することから、庭のアクセントツリーとして植えるのもおすすめ。
枝をカットして花瓶に飾ったり、いけばなにしたりするのも素敵ですね。
生垣や目隠し用途でも活用できますが、地域や種類によっては落葉してしまう場合もあるので注意が必要です。
 
 

エニシダの花の香りは?

 
エニシダの花は香りが強く、満開の時期には爽やかな香りが庭に漂います。
花の香りは甘い柑橘系のよう。
初夏に家の窓を開ければ、風と一緒にエニシダの香りを楽しめるかもしれませんね。
花の香りでリラックスしたい人や、庭に自然の香りを取り入れたい人にもぴったりでしょう。
 
 

花を長く咲かせるコツ

 
エニシダの木

通常、エニシダの開花時期は5月〜6月ですが、手入れや管理を徹底することで、花を長期間咲かせられます。
花を長く咲かせるコツは、花後にできるサヤをこまめに取ること。
花数が多いので全て取り除くのは難しいかもしれませんが、エニシダの栄養が種子の方へ取られてしまうことを防げます。
また、しおれた花やサヤはカビを発生させるケースもあるので、病気を防ぐためにも丁寧に手入れや管理をしていきましょう。
 
 

突然枯れる?大きくなりすぎたときは?

 
エニシダの花
エニシダを育てていると「大きくなりすぎる」「突然枯れる」など、育て方でつまずいてしまう人も少なくありません。
実は、エニシダの寿命は”10年”とされているので、10年近く育てているエニシダは、ある日突然枯れるケースもあります。
株を新しくするためには、挿し木や種まきで増やすか、新しい株を購入して対処しましょう。
また、エニシダは連作障害を起こすので、以前と同じ場所に植え付けるのは避けてください。
樹勢が強いエニシダは、大きくなりすることもしばしば。
定期的に剪定をして、大きくなりすぎないようにサイズを抑えることがポイントです。

育て方・管理方法

≪ 詳細情報 ≫

 
草丈・樹高
2〜3m

 
栽培可能地域
東北以南

 
花色
黄色

 
開花期
5月〜6月

 
結実期
8月〜10月

 
耐暑性/耐寒性
強い/強い

 

≪ 育て方 ≫

 
植え付け・植え替え
植え付け・植え替えに適した時期は3月〜4月です。
ただ、エニシダは移植を嫌うので、植え付け・植え替えの際には根鉢を崩さないように注意しましょう。
地植えの場合は植え替えをする必要がないように、植え付け場所を十分に注意して選んでください。
用土は水はけのいい土づくりがポイント。
赤玉土、腐葉土、堆肥を混ぜ込んでエニシダの苗を植え付けましょう。鉢植え栽培は市販の培養土で問題ありません。

 
肥料
エニシダはやせ地でも育つので、追肥をしなくても育ちます。
花付きや成長をサポートしたい人は、2月〜3月の時期に寒肥を与えるのがおすすめ。
地植えには有機質肥料を、鉢植えには緩効性化成肥料を少量与えます。

 
剪定
剪定は、花が終わった後の6月〜7月ごろの時期に行います。
大きくなりすぎるのを防ぎたい人は、花後のタイミングを見計らって剪定を行ってください。
剪定の仕方は、古い枝を付け根ごと刈り取ります。枝が混み合っている場所も付け根ごと剪定をするか、枝分かれしているところからカットしましょう。
 
また、強く刈り込んでしまうとストレスにより花数が減ってしまうこともあるので注意してください。

 
病害虫
病気による被害はあまりみられません。
害虫はアブラムシの被害やコガネムシの幼虫による根の食害に合うケースがあります。
薬剤を散布し、予防・駆除を行うといいでしょう。

 
日当たり
日当たりがよく風通しの良い場所が適しています。
日陰に植栽してしまうと花が咲かないこともあるので、一日中日光に当たる場所がおすすめです。
高温多湿には弱い傾向があるため、梅雨の時期は長雨を避けられるように、鉢植えを軒下へ移動するなどの対策をしておくと、根腐れやカビの発生などを防げるはず。

 
水やり
水やりは、土の表面が乾いてから与えてください。
地植えの場合は、根がしっかりと張れば降雨だけで問題ありません。
しかし、夏は水が乾きやすいので、植え付けて1〜2年未満の株には夏の高温期にも定期的に水をたっぷりと与えましょう。
鉢植えは土の表面が乾き次第、水やりをしますが、冬はエニシダが休眠期に入るため乾かし気味に水を与えます。

 

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