10〜11月になると黒い種が入った実を付けるムクロジは、縁起の良い木として扱われ、剪定に強くて育て方も簡単なので庭木におすすめです。ムクロジの花・実・葉の特徴や花言葉、育て方や種の発芽方法、さらには数珠の作り方など魅力をたっぷりと紹介!
基本5データ
- 分類
- 庭木-落葉
- 学名
- Sapindus mukorossi/Indian soapberry, washnut、ritha
- 科・属名
- ムクロジ科・ムクロジ属
- 別名
- ムク、シマムクロジ、ムニンムクロジ、セッケンノキ、モクレンジ、ツブノキ
- 草丈・樹高
- 3〜20m
- 栽培可能地域
- 関東南部以南
- 花色
- 緑、白、クリーム色
- 開花期
- 6〜7月
- 結実期
- 10〜11月
- 耐暑性 / 耐寒性
- 強い/強い
ムクロジの花・実・葉の特徴と花言葉
樹皮が剥離(はくり)した幹が太くてがっしりと力強く伸び、秋にカラカラと音を立てる真ん丸の実が鈴なりに付くムクロジ。
トリの羽のような濃緑の葉は、秋には鮮やかな黄色に紅葉し、風が吹くと舞うようにそよぎ、自然の中にいるような癒しのある庭を演出してくれます。
生命力や芽吹く力が強く、強い剪定(せんてい)にも負けないので、コンパクトに樹形を整えやすく、縁起の良い木ともいわれるのでシンボルツリーや庭木におすすめです!
ムクロジとは
ムクロジは、冬に葉が一斉に落ちる落葉性の高木。
ムクロジ科ムクロジ属に分類する樹木で、インド・ネパール・ミャンマーなどの南アジア、タイ・ラオス・ベトナムなどの東南アジア、さらには中国・台湾・日本などの東アジアにも広く生息します。
この地域からみると、比較的暑さや寒さに強い特徴がわかります。
ただし、日本では新潟県や茨城県より西側の地域までにし生息していないので、氷点下9.4〜6.7℃ほどの気温までしか耐えられないでしょう。
氷点下を下回る時期には、できるだけ株周りに腐葉土やバークチップなどでマルチングを行って、防寒対策をするといいです。
秋にできるムクロジの種は昔から親しまれ、お正月に行う羽根付きのおもりや、数珠として使われています。
厄除けや無病息災の願いを込めてムクロジの種を使用していたことから、縁起の良い木として植えられ、神社の境内でもよく見られます。
また、実の皮は水に浸すと泡立ち、石けんの代わりになることから、「セッケンノキ」とも呼ばれるようになったようです。
ちなみにムクロジ科の植物には、イロハモミジなどのカエデ属、ライチやランブータンなどの果樹もあります。
庭木のマルチングとは
防寒防暑対策の一環。小さな苗木や幼木のころ、さらには冬の寒さが苦手な樹木には、乾燥や保温対策として腐葉土・ウッドチップ・バークチップなどを株周りに敷して、夏越しや冬越しをします。
ムクロジの花・花言葉・誕生花
オスとメスの花が同じ木にできる雌雄同種(しゆうどうしゅ)のムクロジは、雄花と雌花が別々に咲く樹木です。
春に芽吹くと同時に、蕾(つぼみ)も顔を出し、6月〜7月ごろにはしゅっと長く伸びた枝先に、無数の小さな花がふさ状に集まって咲きます。
直径4〜5mmほどの花は、花びらが小さく退化していてはっきりと見えず、雄花・雌花それぞれで、雄しべ・雌しべが長く伸びて王冠のような姿になります。
ちなみに、花の根元近くをよく見てみると、厚みのある花びらが4〜5枚ほど付いていますよ!
ムクロジの花言葉
ムクロジの花言葉は、「健康」「浄化」「信仰」です。
ムクロジの実と葉の特徴
健康や浄化などの花言葉をもった縁起の良い木であるムクロジは、秋になると黄色く紅葉し、黄土色の実を付けます。
紅葉した葉と熟した実の相まった姿は、上品な風情があり美しいです。
ここでは、ムクロジの実と葉の特徴について紹介します。
ムクロジの実
花が咲き終わると、ムクロジは黄緑色の木魚のような実を付け、10〜11月ごろになると黄土色になり、黒くなって熟します。
実の皮は固く、エナメル質のような光沢があり、中にはつやのある真ん丸の黒い種が入っています。
実の皮には「ムクロジサポニン」といわれる毒の成分があり、果肉もほぼないので食用にはなりません。
ムクロジサポニンは界面活性作用があり、食べてしまうと細胞膜や赤血球を破壊したりする危険な毒です。
しかし、石けんの代わりになるため、現在でもムクロジ石けんとして販売しているところや、シャンプーなどに使われることもあります。
ムクロジの葉
ムクロジは、葉軸から4〜16枚ほどの細い小葉を偶数で出す、偶数羽状複葉(ぐうすううじょうふくよう)です。
緩やかなアーチを描くように伸びる枝葉は、春に黄緑色の新緑が芽吹き、夏には鮮やかな濃緑色へと変化。
日当たりの良い場所で管理していると、きらびやかな黄色い紅葉が観賞できます。
ムクロジの生長スピード・樹高・苗木の価格
ムクロジは、温暖な地域では比較的生長スピードが早く、地面に根付くと幹が太くなり、枝葉が横へ大きく広がります。
温暖な地域でなくても、大きくなると樹高が20mを超える高木になることも。
毎年欠かさずに剪定をすれば、コンパクトな樹形に仕立てられますが、できるだけ広めの庭に植え付けると安心です。
ムクロジの苗木の価格は、大きさや樹形によって違いますが、樹高30cmの直径10.5cmポットサイズほどで1,980円程度から販売されていることが多いようです。
ムクロジの増やし方|春〜初夏に種を発芽させよう!
秋に収穫したムクロジの種は、3〜6月に種まきをすると1ヶ月半〜3ヶ月ほどで発芽し、鉢植えや盆栽として小さく楽しむこともできます。
暖かくして管理することでより早く発芽するので、タッパーなどを使うといいです。
ただし、ムクロジの種は一度寒さに当てないと発芽しにくいので、冷蔵庫で保存したあとに春から初夏の間に種をまきましょう。
ムクロジを発芽させる手順
- 実から取り出したムクロジの種を、一度水に入れてみて沈んだものを選別してよく洗います。
- ムクロジの種は硬いので、やすりで削って傷を付け、ぬらしたキッチンペーパーに包んでから、穴の空いたプラスチック容器に入れましょう。
- 暖かい場所に容器を置き、定期的にキッチンペーパーを取り替えて管理すると発芽します。
温度は20〜25℃を目安にすると発芽しやすいです。
ムクロジの種で数珠を作ろう!作り方とコツ
黒光したムクロジの種は、現在でもお坊さんが持つ数珠として使われることがあるようです。
そもそも、お坊さんが108個のムクロジの種を集めてつなげたことから、「数珠」が誕生したといわれることも。
また、108個の種を集めるとかなり長くなり、本格的な数珠が作れます。
108個集めて加工するのが大変という場合は、10〜20個程度でブレスレットとして使うことができますよ!
ここでは、ムクロジの種を使って数珠の作り方を紹介します。
ムクロジの数珠の作り方
- 実からムクロジの種を傷を付けないように、カッターを使って実の頭を切って丁寧に取り出します。
手がかぶれやすい場合は、手袋をして作業してください。 - 実から取り出したムクロジの種をよく洗って、乾かしましょう。
- 乾かした種に、電動ドリルを使って穴を空けます。
このとき、卓上タイプの万力を使って種を固定すると空けやすいです。 - てぐすやゴム紐を穴に通して、結いたら数珠の完成です!
ムクロジの3つの魅力
ここでは、ムクロジの魅力について以下の3つを紹介します。
- 広い庭に植えれば力強さを感じるシンボルツリーに
- 一年中色や姿の変化が観賞できる庭木
- 病気や害虫の被害にあいにくい
ムクロジの実は、冬芽を出すときにも枝に長く付いていることがあり、冬の間でも風情ある姿を楽しめる魅力もあります。
ムクロジの魅力1|広い庭に植えれば力強さを感じるシンボルツリーに
太い幹が空へ一直線に伸びるムクロジは樹高が大きくなり、力強さを感じます。
庭に植えればシンボルツリーにもなり、印象的な庭づくりができます。
ムクロジの魅力2|一年中色や姿の変化が観賞できる庭木
春に明るい黄緑色の若葉、夏には白やクリーム色の花と青い新緑、秋には黄色い紅葉、冬には落葉するムクロジ。
枝葉の数を減らし、スタイリッシュな幹が見えるように剪定をすることでたたずまいが美しくなり、四季折々の風景が楽しめる庭木になるでしょう。
ムクロジの魅力3|病気や害虫の被害にあいにくい
ムクロジは、基本的には病気や害虫の被害が少なく、生命力の強い樹木です。
ただし、枝葉が鬱蒼(うっそう)と混み合って日当たりや風通しが悪くなると、まれにカイガラムシやメイガの幼虫が付くことも。
メイガの幼虫は実の中を食害してしまうので、薬を使って消毒・予防したり、ピンセットや歯ブラシを使って駆除したりしましょう。
ムクロジの育て方と特徴の育て方・管理方法
植え付け・植え替え
ムクロジは水はけの良い土で育てる
生命力の強いムクロジはあまり土質を選ばず、肥料成分が少ない場所でもたくましく生長します。
ただし、土が乾くと固まり、水を含むとドロドロしまうような、水はけの悪い土では根腐れが起こりやすく枯れてしまう場合も。
ムクロジを植え付ける前には、腐葉土や赤玉土を掘り起こした土とよく混ぜて、排水性と通気性を良くしておきましょう。
ムクロジの適切な植え付け・植え替え時期
冬に落葉するムクロジは、10〜3月ごろに植え付けや植え替えをします。
休眠期中に行うことで、株にストレスを与えずに済みます。
ムクロジは直径5〜7mほどのスペースを確保してから
高木になるムクロジは、幹が太くなりやすく、枝葉も横へ広がるようによく伸びます。
また生長するにつれ、細くてやわらかい根が硬くて太くなり、地中に伸びていくため、家の壁やガス管・水道管などに当たることも。
ムクロジの苗木を植え付ける場合は、できるだけ広々とした場所を選び、直径5〜7mほどのスペースを確保しましょう。
苗木が小さくても、周りになにもなくて広々とした場所を選ぶことが大事です!
ムクロジの苗木の植え方
ムクロジは移植が難しい樹木なので、苗木はしっかりと場所を決めて植え付けます。
まずは、植え付ける場所の雑草やゴミをきれいに取り除き、植え穴を掘ります
植え穴の深さは根鉢の高さよりも2〜3倍ほど深く掘り、根鉢の周りに両足が入るぐらいの広さをつくりましょう。
根鉢の表面が地面から3cm程度出るように植え付け、足で踏み固めながら用土を入れます。
ムクロジの鉢植えの植替え
鉢植えでムクロジを育てている場合は、2年に1回のペースで植え替えをしましょう。生長スピードが早く根がたくさん出やすいので、長く放置していると土の栄養バランスが崩れたり、根詰まりを起こしたりして枯れてしまうことも。水が土に浸透しにくくなったときや、鉢底穴から根が出ているときにも植え替えをしてくださいね。
ムクロジを大きくしたくないときの対処法
またムクロジを大きくしたくないときは、苗木を鉢ポットや防根バック(不織布を使ったポット)に入れたまま地面に植え付けたり、植え替え時に根を1/3程度切って整理すると、生長スピードが緩やかになり、巨木になる心配も減ります。
肥料
生育が旺盛で肥料成分があまりない場所でよく育つムクロジは、肥料を与えなくても大丈夫です。
肥料をたくさん与えてしまうと、ムクロジの生長に勢いがつき過ぎて管理が大変になったり、巨木になって危険性が出たりすることもあります。
ただし、花が咲いたあとに大きな実を付けたい場合や幹や枝葉の生長が悪い場合は、株元に緩効性肥料をぱらぱらとまいておくといいです。
剪定
地植えで育つムクロジは生長スピードが早いので、長く放置してしまうと見た目が悪くなるだけでなく、大きくなり過ぎて管理が大変になってしまう場合もあります。
また、病気や害虫の被害に遭いやすくなるので、できるだけ1年に2回のペースで剪定をしましょう。
ムクロジの適切な剪定時期|12〜3月と7月
ムクロジの剪定は、休眠期に入った12〜3月と、花が咲き終わった7月に行います。
葉が落ちたあとは生長が止まっているので、多めに枝葉の数を減らしたり、太い枝を切り落としたりします。
花が咲き終わったあとは、小さな実が付いている枝葉を残しながら、枝の数を減らしましょう。
ただし、8月を過ぎてしまうと、暑さによって切り口から水分が抜けてしまい、ムクロジの株が枯れてしまう場合もあるので、できるだけ猛暑日は避けます。
ムクロジの剪定の手順
枝葉が伸びると鬱蒼とした見た目になりやすいムクロジは、ためらわずにバッサリと切ることがポイントです!
株の向こう側が見えるぐらいの量を切ることで、美しいシンボルツリーや庭木に仕上げられます。
Step1. ムクロジの木の高さや幅のラインを決める。
はじめに木を切る前には、ムクロジの木の理想の高さや幅のラインを決めてから切りましょう。
なんとなくの感覚で枝葉を切ってしまうと、花芽や実が出る枝を切ってしまたり、不自然な樹形になってしまったりすることもあります。
Step2. ムクロジの不要な枝や枯れ枝を剪定する
Step1で決めたラインから飛び出ている不要な枝葉、ムクロジの樹形を乱すような枝、枯れ枝は全て付け根から切り落とします。
基本的には混み合った不要な枝を中心に剪定するとすっきと見え、スタリッシュな樹形に仕上げられます。
また、太い枝から強く伸びる枝葉は花芽が付きにくいので、枝分かれした箇所まで切り詰めましょう。
場合によっては株の中心となる幹(主幹)から下記の不要な枝を剪定するのもいいでしょう。
- 徒長枝:株から強く飛び出すように、太く長く伸びる枝
- 立ち枝:横に伸びている太い枝に対して、直立したように上に強く伸びる枝
- 内向枝:株の内側に向かって伸びる枝
- 交差枝:枝同士が十字に交差する枝
- 絡み枝:太い枝に絡みつくように伸びる枝
- 平行枝:近い位置で平行に同じ方向へ伸びる枝
- 逆さ枝:地面に向かって伸びる枝
切るときは枝葉の外側に出た外芽を残しながら、内側に伸びる内芽を残すように剪定するのがポイントです!
Step3. ムクロジの木のバランスを確認して調節する
最後に、全体的なムクロジの木のバランスを見て形を調節をします。
株の内側がすっきとしているか、枝が株の外側へ長く伸び過ぎていないか、樹形を乱している不要な枝葉はないかなど、細かくチェックしましょう!
病害虫
生命力の強いムクロジは、比較的庭木の中でも病害虫の被害にあいにくいです。
ただし、枝葉が混み合って日当たりと風通しが悪くなると、湿気がたまりやすくなって菌やウイルスが繁殖したり、ハダニ・カイガラムシ・メイガの幼虫といった害虫の被害にあう場合も。
ムクロジの病害虫対策は、定期的な剪定をして通気性を良くすることがポイントです。梅雨の時期から夏にかけては、薬剤や消毒の散布も行いましょう。
2月ごろに切開硫硫黄合剤10倍液を散布して、株を消毒しておくのもおすすめです。
ムクロジにみられる病気
・赤斑病(せきはんびょう)
7~9月ごろにかけて、冬を越した菌によってムクロジの葉の表面に赤褐色の斑点が浮かび上がります。
病斑は進行すると中心が淡い褐色に、その周りが赤褐色になり大きくなります。
やがて葉脈に沿って広がり、楕円形の大きな病斑になる場合も。
放置すると光合成の阻害となるので生長不良を起こしやすくなります。
気温が15~20℃ぐらいで多湿な環境になると菌が繁殖しやすいので、定期的な剪定をして予防をしましょう。
・枝枯病
梅雨の時期から秋にかけて、幼木や若木のムクロジに黒褐色の病斑ができます。
病斑が現れた周辺の葉は枝に付いたまま縮れ、茶色く枯れます。
症状が進行すると枝に亀裂が入る場合も。
剪定したあとに雨が降り続いて、切り口から菌が入りやすいです。
強剪定後は癒合剤(ゆごうざい)を切り口に塗って予防し、発生した場合は、枝分かれした箇所まで切り落として処分しましょう。
ムクロジに現れる害虫
・ハダニ
1年を通して、ムクロジの葉の表裏に発生しやすいです。
風通しがなく、乾燥した枝葉に現れ、放置をするとコロニーを形成し大量に繁殖する場合も。
葉の養分を吸汁するため、落葉の原因になります。
定期的な剪定をして予防をしますが、大量に発生した場合は薬剤で対処するといいです。
・カイガラムシ
1年を通して、ムクロジの枝や幹に発生しやすく、養分を吸汁します。
成虫になると甲羅が硬質化し、薬が効きにくくなります。
できるだけ薬の効く幼虫のうちから、薬剤散布を行うといいです。
成虫は歯ブラシや軍手を使って擦るようにして補殺します。
・メイガ
4~10月にかけて、メイガの幼虫が数回ほど発生を繰り返し、ムクロジの枝葉・実を食害します。
株を枯らしてしまう心配はありませんが、見た目が悪くなったり、種が発芽しなくなったりします。
ただし、食害された箇所は枯れて生育が止まることも。
見つけ次第捕殺し、予防対策として浸透性の水和剤や乳剤を定期的に散布しておきましょう。
日当たり
成木になったムクロジは、雨だけの水分だけで十分に育つので、水やりする必要はあまりありません。
ただし、幼木のうちは乾燥によって水切れを起こす場合も。
ムクロジの苗木を植え付けた直後や、地面にしっかりと根付くまでの1年間は、土がカピカピに乾燥しないように定期的に水やりをしてくださいね!
水やり
成木になったムクロジは、雨だけの水分だけで十分に育つので、水やりする必要はあまりありません。
ただし、幼木のうちは乾燥によって水切れを起こす場合も。
ムクロジの苗木を植え付けた直後や、地面にしっかりと根付くまでの1年間は、土がカピカピに乾燥しないように定期的に水やりをしてくださいね!
リゾートガーデンスタイル専属の庭師×Webコンテンツクリエイター。 カナダのトロントで造園士を、その後日本で花屋のバイヤー・鉢物の管理・アドバイザーを経験した後、ヤシの木を主体とするリゾート・ドライガーデンの造園士に。 現在は、リゾートガーデンスタイルの社会福祉施設・DOG CAFEの専属庭師に加え、畑の開拓・管理、SNSも兼務。 植物を専門とするWebコンテンツクリエイター、ガーデニング商品の監修者としても活躍中。