「履歴書に貼る証明写真をこれから撮影するのだけれど、どんな写真だと良い印象を持ってもらえるのかな?」とお悩みではありませんか?

履歴書の多くの項目の中で、証明写真は特に目に留まりやすいものです。

よって写真を撮影する際に、表情や髪型・服装などに細心の注意を払うことで、採用担当者に良い印象を与えることができます。

この記事では、履歴書に貼り付ける証明写真撮影時の基本ルールや、撮影時に注意したいポイントについて詳しく紹介します。

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期か ら植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。 公園の設備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植 栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 お庭の窓口(転職情報)編集部

お庭の窓口転職情報の編集部です。 社内の造園・外構のプロたちから助言をいただきつつ、皆様に有益な情報を提供できるように頑張ります。

目次

撮影前に知っておきたい、証明写真の4つのルール

証明写真はどのような写真でも良い訳ではなく、サイズや写真を撮影する時期・背景の色などのルールが細かく決まっています。

もしルールを無視した写真を提出すると、一般常識のない人だと思われ、選考にあまり良くない影響を及ぼすかもしれません。

まずは、必ず知っておきたい4つの基本ルールについて紹介します。

1.写真のサイズは40mm×30mmが基本

1つ目は、写真のサイズについてです。

履歴書に貼る写真のサイズは、多くの場合「縦が40mm・横が30mm」と決められています。

もし履歴書のサイズが変わっても、写真の大きさが変わることはほとんどありません。

履歴書に貼り付ける写真を用意する場合は、必ず上記のサイズに適した写真を撮影しましょう。

「大きい写真でも、写真を貼る枠に合わせてカットすれば良いのでは?」と思うかもしれませんが、規定サイズ以上の写真を切り取ると顔が大きくなってしまい、不自然さを感じる写真となってしまいます。

履歴書を見慣れている採用担当者が見れば、写真のサイズが合っていないことはすぐに分かってしまいます。

手元にパスポート用などの大きなサイズの写真しかない場合は、履歴書用のサイズで撮影し直すことをおすすめします。

写真館で撮影してもらう場合は、事前に履歴書用の写真であることを伝えると、規定のサイズにカットされた写真をもらうことができます。

また駅などに設置されているスピード写真を使用する場合は、「履歴書用」と書かれたコースを選んで撮影を行ってください。

ただスピード写真で印刷される写真は少し余裕を持ったサイズで印刷されることも多いため、できあがった写真が履歴書の枠よりも若干大きいことがあります。

スピード写真では写真の枠外にメモリがついていますので、メモリを目安にして、曲がらないように注意しながら切り取ってください。

2.写真は3ヶ月以内のものを使用する

また、写真を撮影する時期にも気をつける必要があります。

「働きながらの転職活動はあまり時間がないし、以前撮影した写真の残りでも大丈夫でしょう」と思うかもしれませんが、撮影してから時間が経っている写真を履歴書に使用することは、あまり良いとは言えません。

写真うつりはその時の状況によって変化するので、体型や髪型の変化により、貼り付けた写真が昔のものであることが採用担当者に分かってしまうこともあります。

面倒でも再度写真撮影を行い、撮影から3ヶ月以内の写真を使用するように気をつけてください。

3.写真の裏面には氏名を記入する

忘れてしまいがちですが、写真の裏面に氏名を記入しておくことも重要です。

しっかりと貼り付けたと思っていても、他の書類とこすれたり、乾燥したりすることで写真が剥がれてしまうかもしれません。

応募者が多い場合は、剥がれた写真が誰のものなのか分からなくなってしまうため、写真を貼り付ける前に必ず裏面に氏名を記入しておきましょう。

氏名を記入する際のペンは、細すぎるボールペンではなく、黒色で細めの油性マジックがおすすめです。

写真の裏に氏名を記入しておくことは、採用担当者に細かい所まで配慮できる人なのだと感じさせることにもつながります。

万が一のトラブルを想定して、写真の撮影後にはなるべく早く氏名を記入することをおすすめします。

4.背景色は落ち着いた無難な色を選ぶ

写真館で撮影する場合は、写真の背景色を自分で選べることがあります。

その際、好きな色だからなどの理由で適当に選ばず、「白・青・グレー」の3色から選ぶとよいでしょう。

背景色を変えると、写真の印象が大きく変化します。

白はすっきりとした印象を与え、青はより表情が見えやすくなり、グレーは落ち着いた雰囲気の写真となります。

背景色は印象を決める大切な要素の1つですので、業界の傾向や与えたいイメージから考えると良いでしょう。

もし迷った場合は、写真館の人に相談してみてください。

好印象の証明写真を撮影するポイント

ここまで証明写真のルールについて紹介しましたが、証明写真を撮影する際はただルールを守るだけでなく、いくつかのポイントに気をつけるだけで印象がグッと良くなります。

ここでは、好印象の証明写真を撮影する際の6つのポイントを紹介します。

1.スーツの着用が基本

証明写真を撮影する際の服装で迷ったら、迷わずスーツを選びましょう。

ファッション業界など特殊な業界や指示がある場合を除き、、必ずジャケットとシャツを着用します。

証明写真では襟元がはっきりと見えるため、シャツは汚れや黄ばみがなく、襟が崩れていないものを選ぶことがポイントです。

またジャケットが大きすぎるとだらしのない印象を与えてしまうため、大きすぎず小さすぎないサイズのものを選ぶようにしましょう。

2.髪型は自然にまとめ、アレンジしすぎない

髪型も注目されるポイントの1つです。

髪は自然にまとめ、アレンジしすぎないように気をつけましょう。

また前髪が長い場合は、前髪が顔にかかってしまうと、暗い印象やだらしがない印象を与えてしまいます。

前髪は撮影前に切っておくかピンでとめるなどして、顔にかからないように気をつけてください。

髪が短い場合はワックスなどでアレンジをしすぎず、寝癖を整える程度に軽くまとめるようにしましょう。

3.歯を見せすぎない程度に口角を上げる

証明写真ではにっこりと笑う必要はありませんが、無表情の写真はあまり良くない印象を与えてしまいます。

写真を撮影する際は、歯を見せすぎないように、軽く口角を上げましょう。

ただ写真撮影時は少し緊張してしまい、自分では笑おうと思っていても、表情が固くなってしまうことが多いです。

撮影前に鏡を見て、優しく微笑む練習をしてみることをおすすめします。

4.メガネを着用する場合は、落ち着いた印象のフレームを選択する

メガネをかけたまま証明写真を撮影する際は、落ち着いた印象を与えるフレームのメガネを選びましょう。

あまりフチが太いものや、ポップな色合いのものは履歴書にふさわしくないと判断されてしまいます。

またメガネをかけていると、レンズが反射して顔が見えにくくなってしまうこともあります。

撮影した写真を確認する際は、レンズが反射していないか確認することをおすすめします。

5.背筋を伸ばし、あごを下げる

「写真に姿勢はあまり関係ないのでは?」と思うかもしれませんが、猫背の写真は少し暗い印象を与えてしまいます。

写真を撮影する際は背筋をピンと伸ばし、ややあごを下げましょう。

写真館で撮影する場合は姿勢や目線についてアドバイスをもらえることも多いですが、スピード写真では自分で調節する必要があります。

スピード写真を利用する際は、撮影前にイスの高さを調節し、目やあごの位置が規定のラインよりも下がってしまわないよう気をつけてください。

6.派手なネクタイやインナー・目立つアクセサリーは着用しない

小さいものであればアクセサリーを着用しても問題ありませんが、大ぶりなものや、派手なものは着用を控えましょう。

またインナーは白などの落ち着いた色のものを着て、柄入りや、濃い色のものは着ないことも重要です。

同様に、ネクタイも赤や青などのオーソドックスな色を選び、オレンジなどの派手な色は避けてください。

判断に迷ったら、白いレギュラーカラーのシャツと無地のスーツを着て撮影することをおすすめします。

証明写真に関するよくある質問

FAQ

最後に、証明写真に関するよくある質問を紹介します。

1.必ず写真館で撮影する必要がある?

仕事をしながらの転職活動は時間に限りがあるため、できれば好きなときに撮影できるスピード写真を利用したいと考えている方も多いかもしれません。

証明写真は必ずしも写真館で撮影する必要はありませんが、写真館での撮影はプロからのアドバイスを受けられるため、より良い印象を与えられる写真を撮ることができます。

また最初に印刷してもらった枚数よりも多くの写真が必要になった場合はすぐに焼きましをしてもらうことも可能なので、時間に余裕がある場合は写真館で撮影することをおすすめします。

2.写真の出来が合否に影響することはある?

写真だけで合否が判断されることはありませんが、写真は第一印象を決める重要なポイントです。

規定のサイズではなかったり、服装が適切ではなかったりすると、だらしのない人なのではと思われてしまいます。

履歴書に貼り付ける写真を撮影する際は身だしなみに気をつけ、なるべく好印象を与えられそうなものを選びましょう。

3.自分で撮影した写真を使用しても良い?

最近では、スマートフォンで証明写真を撮影する人も存在します。

しかし、スマートフォンで撮影した証明写真は暗くなりがちで、やや不自然な印象を与えてしまう可能性が高いです。

また自分で撮影すると、写真がゆがんでしまうこともあります。

時間がない場合でも自分では撮影せず、スピード写真を利用するようにしましょう。

履歴書に貼る証明写真は、第一印象を良くする重要な要素

転職

この記事では、証明写真を撮影する際のポイントや注意点について紹介しました。

証明写真は第一印象を良くする重要な要素なので、ただの写真と思わず、身だしなみや表情に最大限の注意を払って撮影することがポイントです。

一番良く撮れたと思う1枚を選び、ぜひ自信を持って履歴書を提出してください。

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