上司に退職の相談をしたときに引き止められる可能性は十分にあります
会社側の人間が退職の相談をされてもこちらを引き止めてくるのには様々な理由がありますが、引き止められても応える必要性は全くありません

それでは、会社側が退職の相談をしても引き止めてくる理由や、円満退職するための方法についてご説明しましょう

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期か ら植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。 公園の設備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植 栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 中里 涼子

ライター歴8年以上の中里 涼子です。 引っ越しや不動産投資、美容、医療、クレジットカード、ビジネス、ペット、株式投資、食品、健康、占い、住宅、宝くじ、防犯、リフォーム・リノベーション、ダイエットなどの多種多様なジャンルの記事を執筆しております。

目次

会社側の引き止めを行う理由とは?

WHY?

退職の相談をしても会社側が引き止めてくるのには様々な理由があります
円満退職しようとしても退職を引き止めてこられると困る人も多いですが、こちらを引き止めてくるのには相応の理由があるので言い分を理解することも大切です

それでは、会社側が引き止めてくる理由についてご説明しましょう

人員補充を行う必要性が出てくるから

退職を引き止めてくるのは、抜けた人材を埋めるための人員を補充しなければならないからです
今の状態でこそ業務が回っているのに、社員が1人辞めてしまうとその分の仕事を他の社員に分散しなければならなくなるため、早急に人員を補充する必要性が生まれます

しかし、人員を補充するために採用活動を行わなければならず、その分のコストも発生するので採用活動が長引くほど負担が増えてしまいます
それらの負担をかけたくないがために、退職の相談をしようとしても引き止めてくるのです

優秀な人材を逃したくないから

退職の相談をしても引き止めてくるのは、優秀な人材を逃したくないという理由があります
優秀な人材を逃してしまうと会社にとって大きな痛手になってしまうので、何としても引き止めたいと考えているでしょう

重要なポジションについているならなおさらですし、キャリアアップが見込める人材が抜けるのは惜しいです
いつまでも会社に尽力してほしいと考えているからこそ引き止めてくるのでしょう

再教育が必要になるから

無事に人員が補充できたところまでいったとしても、今度は新人の再教育が必要になってきます
人員の補充自体にコストがかかるだけでなく、抜ける人材と同等の実力になるまで教育するのにもコストがかかります

退職した人と同じレベルになるまで時間がかかる上に、生産性も落ちるので会社側にとってはデメリットの状態がしばらく続くでしょう
しかも教育している最中に新人が辞めてしまう可能性もあるので、大変リスクがあります

スムーズに円満退職するには?

疑問とアイディアのイメージ

会社側に退職を引き止める理由がある以上、退職の決意が揺らぐ可能性があります
しかし、退職する意思が強いのであれば、スムーズな円満退職を目指して行動することが大切です

それでは、スムーズに円満退職する方法についてご説明しましょう

確定した退職日を伝える

退職することを伝えると同時に、確定した退職日を伝えるようにしましょう
単に退職することを伝えても、退職日が決まっていないようであれば精一杯引き止められてしまいます

もしも会社側に説得されてしまうと退職する意思が揺らぎやすくなる上に、退職する日がだらだらと伸びてしまうでしょう
スムーズに円満退職するためには退職日が決まっていれば問題ありませんが、可能であれば初出勤日も決まっているとなお退職しやすくなります

就業規則を守って余裕を持って伝える

基本的に退職の相談をする時は、就業規則に従って1ヶ月前~2ヶ月前に相談するのがベストです
民法では退職予定日の2週間前までに退職する意思を伝えるものとされていますが、基本的に1ヶ月前~2ヶ月前に伝えましょう

会社側としては退職する相談を受けたものとして、新しい人材を採用する期間が欲しいと考えます
すぐに退職されてしまうと新しい人材を採用するまで他の社員に負担がかかってしまうため、すぐに新人と交代できるような状況が望ましいです

余裕を持って退職する旨を伝えるのは社会人として最低限のマナーなので、事前に就業規則を確認しましょう

退職理由を工夫する

退職の相談をした時に重要なのは、なぜ退職するのかという理由です
退職する理由によっては相手に引き止められる可能性が高まるため、退職する理由を事前に考えておく必要性があります

人間関係や業務過多などを理由にすると前向きに改善すると言われて説得されてしまうので、上司が納得するような理由でないと退職することができません
上司をいかに納得させられるかどうかが重要です

引き止められた際の対処法とは?

笑顔で説明をするビジネスマンの写真

様々な理由で引き止められるとはいえ、退職の意思が固いのであれば上手く対処する必要性があります

それでは、引き止められた時の対処法についてご説明しましょう

待遇を改善すると言った時の対処法

相手が「年収を上げる」「残業を減らす」「希望する部署に異動する」などと様々な理由をつけて引き止めてきます
しかし、もしもそれで退職を踏みとどまったとしても、ほぼ確実に口約束なので待遇が改善されることはほとんどありません

そもそも退職する際に待遇改善の話を引き合いに出すということは、自分が今まで正当に評価されていなかったということになります
そんな会社にいつまでもいられないので、ハッキリと退職する意思を貫きましょう

良心に訴えられた時の対処法

よく「貴方に辞められると困る」と言って良心に訴えてくるように引き止めてくるケースがありますが、逆に言えば自分が辞めたくらいで困ってしまうような業務体制に問題があると言えます

会社に感謝することがあっても退職とは別の話なので、ほだされることなく毅然とした態度で退職の意思を示しましょう

不安を煽ってきた時の対処法

「成長していない」「一人前になっていない」などと言って不安を煽ってくるケースがありますが、むしろこのまま会社で働き続けても成長できるか不安になったからこそ退職することを決めたのだと思いましょう

ただ、転職先で成長できると思った自分を信じるかどうかは自分次第なので、転職する意思を示せるかどうかが重要です

まとめ

打ち合わせの写真

会社にとって必要な人材とはいえ、退職する意思が固い場合は誰にも止められないでしょう
それでも会社側が引き止めてくるのであれば、確固たる意思を持って退職することをハッキリと伝えることが大切です

くれぐれも相手に付け入る隙を与える転職理由にしないようにしましょう

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