会社に就職するからには長く働きたいと誰もが考えるものですが、一生のうちに何十年と働き続けられる会社に巡り合うのはそう簡単なことではありません。長く働ける会社を求めて転職に明け暮れる人も多いかもしれませんが、様々なコツやポイントを押さえる必要性があります。

これから長く働ける会社に就職したい人は、是非ともチェックすることが大切です。それでは、長く働ける職種やコツ、ポイントなどについてご説明しましょう。

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期か ら植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。 公園の設備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植 栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 中里 涼子

ライター歴8年以上の中里 涼子です。 引っ越しや不動産投資、美容、医療、クレジットカード、ビジネス、ペット、株式投資、食品、健康、占い、住宅、宝くじ、防犯、リフォーム・リノベーション、ダイエットなどの多種多様なジャンルの記事を執筆しております。

目次

長く働ける仕事ってどんな仕事?

手帳にメモをとる女性社員

長く働ける仕事とは、主に以下のポイントに当てはまる会社だと言えるでしょう。

  • 職種や特徴
  • モチベーションを高く保てる
  • 年齢関係なく続けられる
  • キャリアアップやステップアップなどが見込める
  • 年収について
  • ライフイベントに左右されない

それでは、長く働ける仕事のポイントについてご説明しましょう。

職種や特徴

長く働ける代表的な職種として挙げられるのが、営業とエンジニアです。

営業職は基本的に労働時間で評価されず、成果を出した分だけ給与に反映されるのでやりがいに直結します。もちろん営業職ということで外回りや飛び込み営業などを行う必要性があるので、長く働けるイメージとはかけ離れているかもしれません。

しかし、近年では外回りも飛び込み営業も行わない営業職が増加しています。オンライン営業や内勤営業といった様々な働き方があるため、体力に自信がない人でも営業職として働くことができるでしょう。

また、エンジニアはIT化が促進されていることから常に人手不足の状態であり、同時にニーズが常に高い状態でもあります。エンジニアとして技術を磨けば磨くほど多方面から必要とされる人材になれるため、長く働くことができるでしょう。

モチベーションを高く保てる

どんな仕事であってもモチベーションを高く保てる仕事でなければ長続きすることはありません。仕事そのものにやりがいを感じるようになれればモチベーションに繋がるので、好きな仕事なのか、興味がある仕事なのかどうかが重要です。

決して義務感や生活のために働くのではなく、やりがいを持って働けるかどうかがモチベーションを高く保つために必要な要素になります。

年齢関係なく続けられる

様々な職種の中には、年齢的に仕事を続けるのが難しいこともあります。

定年まで長く働き続けることを考えると、衰えつつある身体では体力的にも知力的にも徐々に働くのが厳しくなるようでは意味がありません。また、会社が若い人材を積極的に登用していたり、体力勝負の仕事を求めたりするようであれば、その会社では長く働き続けるのは厳しいでしょう。

年齢に関係なく働き続けられる会社に就職するのが理想的です。

キャリアアップやステップアップなどが見込める

次に重要なのは、キャリアアップやステップアップが見込めるかどうかです。

キャリアやステップを積み重ねていくというのは、いわば会社で働き続ける上で永遠に課される目標のようなものです。

「このステップをクリアしたら、次はこのステップをクリアできるように頑張ろう」

「ようやく目標のキャリアを達成したけど、次はもっと上のキャリアを達成できるように頑張ろう」

以上のように、目標が上の段階に上げられるような職種が理想的です。単純作業をひたすらこなすような職種では進歩しないので飽きてしまう可能性があるのでおすすめできません。

キャリアアップやステップアップなどが見込める職種は、目標を達成するために自身のスキルを磨き、新たなスキルを習得したり、専門知識を身に着けたりと自分の成長にもつながります。

年収について

働く上で重要なのは、年収です。

長く働き続ける以上は年収を無視することはできないので、年齢と共に年収が上がる職種だと安定して働き続けることができるでしょう。

年齢が上がると共にライフステージも変化し、次第に必要なお金が増えてきます。ここで年齢が上がっても年収が上がらないようでは生活に支障が出る可能性があるでしょう。そもそも年収が上がらない時点でやりがいのなさに直結する可能性もあるため、年収アップが見込める職種がおすすめです。

ライフイベントに左右されない

様々な職種の中には、結婚や産休、育休などを初めとする様々なライフイベントによって長く働けない職種があります。ライフイベントによって、今まで順調に働けていた生活が崩れる可能性は大いにあるので、ライフイベントに左右されない職種は長く働き続けられるでしょう。

結婚はもちろん、産休制度や育休制度が整っている企業はライフイベントを経ても復職してこれまでと同じように働ける可能性が高いです。

性別関係なく長く働ける仕事って?

スーツ姿の男性と女性

性別関係なく長く働ける仕事は多くありますが、中でも公務員や働き方改革が行われている企業、介護職などは長く働ける仕事としておすすめできます。

それぞれの仕事は長く働けるだけの理由があるので、性別関係なく長く働ける仕事を探している人は要チェックです。それでは、性別関係なく長く働ける仕事についてご説明しましょう。

公務員

公務員は長く働けjる仕事の代表格です。

公務員は民間企業と違って堅実かつ模範的な雇用体制を維持しなければならないため、働く意思さえあれば長く働くことができます。基本的にやることさえやっていれば解雇される心配もありませんし、解雇されることもありません。

職種によってはやりがいもしっかりと感じられますし、ステップアップやキャリアアップ、年収アップなども見込めるでしょう。

働き方改革

働き方改革を積極的に行っている企業は、基本的に社員に長く働いてもらいたいと考えているため、性別関係なく長く働ける可能性が高いでしょう。

ライフイベントなどに左右されることなく、一人一人の社員が安心して働ける制度を積極的に採用している企業であれば、安定した仕事ができるかもしれません。

介護職

体力に自信があり、高齢者の介護を行うことに抵抗がないのであれば介護職も長く働ける仕事としておすすめできます。

介護業界は常に人手不足の状態に陥っているため、採用されやすいのもポイントです。日本は高齢化社会が急速に進んでいるため、将来的に介護業界は引く手あまたになるほど高いニーズがあります。

働き方も施設勤務か、利用者の自宅に行って介護をするかなど複数の働き方があるため、高齢者を支えてあげたり、人から感謝されるような仕事をしたりしたい人におすすめです。

未経験でもできる仕事なので、就職してから経験を積み、資格を取得する人も少なくありません。また、就労支援策などの施策も積極的に打ち出されているため、ライフイベントがあっても安定して働ける可能性があるでしょう。

長く働ける業界ってあるの?

パソコン実習室

本当に長く働ける業界は存在するのか疑問に思う人も少なくないでしょう。しかし、本当に長く働ける業界はあります。不安定な経済状況、そして物の値段が上がり続ける中、安定して長く働ける仕事に就くのはとても重要なことだと言えます。

長く働ける業界として挙げられるのは、以下の通りです。

  • IT系
  • インフラ系
  • 士業
  • 医療系
  • Webライター

それでは、以上の業界についてご説明しましょう。

IT系

IT業界は以前にも増して需要が高くなっているのが大きなポイントです。

プログラマーやシステムエンジニアなどを初めとする様々なIT系の職業はとても需要が高い代わりに、覚えることの難易度が高いので人手不足になっています。

IT系は専門知識がないと働けないと思う人も多いかもしれませんが、未経験の人も積極的に募集されているので興味がある人はIT業界に飛び込んでみても良いでしょう。

常に新しいスキルを身に着け、最新情報を得ることで自分自身をブラッシュアップさせ続けることで、安定して長く働くことができます。

インフラ系

インフラ系とは、水道、電気、ガスに関連する業界のことです。

水道、電気、ガスは人々の生活に決してなくてはならないライフラインなので、この業界が衰退するということは基本的にあり得ないと考えて良いでしょう。

また、ただ就職するというよりも、電気主任技術者、給水装置工事主任技術者、ガス主任技術者といった資格を取得することで、さらに安定して長く働くことができます。

士業

士業は弁護士や税理士、司法書士などの職種を指す業界です。

国家資格を取得しなければ働けない職種ばかりですが、無事に職種に就くことができれば長く安定して働くことができます。資格を取得した後にフリーランスとして働いたり、事務所を開設したり、企業と専属契約したりと様々な働き方があります。

専門性が高い上に信頼性も高く、平均年収も高い傾向にあるのがポイントです。

医療系

医療系の業界はIT系以上に人手不足でありながら非常に需要が高いのがポイントです。

高齢化社会は今後も深刻化していくことが大いに予想されているため、政府も医療・福祉施設の整備や各種就労支援策などを打ち出しています。

医者や薬剤師、看護師など様々な職種があるのも大きなポイントであり、中にはコカk資格の取得が必須になっている仕事もあります。必須でなくても資格を積極的に取得することで、安定して長く働くことができるでしょう。

Webライター

Webライターは、クライアントの指示に従って記事を執筆する仕事です。

数多くあるサイトに寄稿するための記事を執筆するのは基本的にライターの人たちなので、逆に言えばライターがいなければサイトを運営することができないと言えます。

自分でアクセス数を伸ばすための記事を執筆できる人もいれば、完全にライター頼りになっているケースもあるでしょう。

クライアントが記事の執筆を依頼してくる限り、Webライターは長く働くことができる仕事だと言えます。

長く働くために身に着けたいスキル!

図面を書くオフィスカジュアルの女性

長く働くために身に着けたいスキルは、以下の通りです。

  • コミュニケーションスキル
  • PCスキル

長く働くためには、他の人とスムーズに連携ができるようにコミュニケーションスキルが求められます。どんな業界でもコミュニケーションスキルが伴っていない人は長く働くことが難しいため、コミュニケーションスキルを培うことが大切です。

また、どんな業界でも基本的にパソコンを使わないことはないので、基本的なPCスキルを身に着けるのはもちろん、WordやGoogleドキュメント、Googleスプレッドシート、Excel、PowerPointなども使えるようにしましょう。

仕事選びのポイントやコツ!

パソコンを操作する手

仕事選びのポイントやコツは、自分が何のために長く働きたいと思っているのか明確にすることです。

漠然と長く働きたいとだけ思っているようでは、いずれ思うような仕事ができなくて苦労する可能性があるでしょう。

労働時間や平均残業時間を重視するのか、年齢に関係なく働き続けられるのか、年収がアップすることはあるのかなど、様々な基本情報に目を通した上で比較することが大切です。

まとめ

握手をする様子

長く働ける会社は、探せばいくらでもあるというわけではありません。

そもそも自分に合っているかどうかも基本情報などを比較検討してみなければ分からないことも多くあります。長く働き続けられる職種を探すコツやポイントは多くあるので、コツやポイントを踏まえた上で自分にとってベストな職種を見つけましょう。

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