転職する際に面接を受けることになりますが、一次面接と二次面接を突破しなければなりません。同じ面接を行うのに、なぜ一次面接と二次面接に分かれているのか疑問に思ったことがある人も多いのではないでしょうか?

一次面接と二次面接の目的について理解することで、面接対策がスムーズにできる可能性があります。それでは、転職の一次面接と二次面接についてご説明しましょう。

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期か ら植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。 公園の設備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植 栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 admin

目次

一次面接と二次面接は何が違うか

なぜ一次面接と二次面接で分かれているのか分からない人も多いのではないでしょうか?一次面接と二次面接は同じ面接であっても根本的に違うところがあります。

まず、一次面接では基本的に企業の人事担当者が面接官になり、履歴書や職務経歴書を確認しつつ応募者の人格やスキル、コミュニケーション能力、基本的なビジネスマナーなど、応募者の基本的な素養や社会人として必要なマナーを身に付けているかどうかをチェックしています。

そして実質的に社会人としての基本的なマナーなどが身に付いていると認められた人だけが受けられる二次面接では、配属先となる部や課の責任者が面接官となり、採用された時に一緒に働ける人材かどうかをチェックしています。

これから一緒に働くことを想定した場合、扱いにくいようでは採用コストなどを無駄にしてしまうだけなので、そのようなことがないためにも二次面接で細かくチェックするのが目的です。

二次面接で気をつけるポイント

二次面接に進んだからといって油断することはできません。二次面接は一次面接よりも通過率が低く、それだけ入念な準備を行う必要性があります。二次面接に通過するためにも、どんなことに気を付ければいいのか知ることが大切です。

それでは、二次面接で気を付けるポイントについてご説明しましょう。

志望動機

二次面接において重要なのは、志望動機です。志望動機は一次面接でも聞かれますが、当然ながら二次面接の際に一次面接と同じ志望動機を言えば本気度が伝わらないので不採用になる可能性が高くなります。

したがって、より転職する企業に本気度を伝えるために深堀した志望動機を伝えることが重要です。もちろん一次面接の際に答えた志望動機と矛盾が発生しないように注意しなければなりません。

面接官側は、二次面接でもう一度志望動機を聞くことによって、本人のやる気と熱意が伝わってくるかどうかを試しています。したがって、こちらのやる気や熱意を伝えるためにも、一次面接以上にこだわり抜いた志望動機を考えましょう。

キャリアプラン

二次面接ではキャリアプランについて聞かれることも多くあります。

特に重要なのは『自社で達成できるキャリアプランなのか』『自社の業務内容について正しく理解しているかどうか』『目的を設定する能力があるかどうか』です。

企業側は自社に長く貢献してくれる人材であれば積極的に採用したいと考えているので、自社で達成できる具体的なキャリアプランであれば採用される可能性が高いでしょう。とはいえ、目標とするキャリアプランが達成されれば退職される可能性もあるため、企業側はミスマッチがないようにキャリアプランについて聞いています。

具体的なキャラプランを聞く際に自社の業務内容を正しく理解しているのかチェックすることもできますし、自社で到底達成できないような目標だったり、自分の実力では目標設定に無理があると判断されたりするようなことがあれば、キャリアプランについて聞いたところで本当に達成できるのか疑わしくなるでしょう。

キャリアプランを聞くだけでも様々な判断材料になるため、達成できそうな具体的なキャリアプランを考える必要性があります。

職場でやっていけるかどうか

企業側にとってもう一つ重要視しているのは、職場でやっていけるかどうかです。

いかに技術や知識、スキルに優れていても、周囲の社員と上手くやっていくことができなかったり、ワンマンな仕事ばかりやっていたりすると扱いづらくなってしまいます。それでは一緒に働いている社員たちにも悪影響を与えてしまうので、職場の雰囲気に合うかどうか、コミュニケーション能力は高いのかなどをチェックしているのです。

二次面接に向けて準備すること

これから二次面接を受けるにあたって準備しておきたいことは、以下の通りです。

  • 一次面接の内容を深堀りする
  • なぜその企業に転職したいのか理由を明確にする
  • その企業でどんなことをしたいのか明確にする
  • 自己分析を行う
  • 企業研究を徹底する
  • 今までの失敗例と対処の経験をまとめる
  • 逆に質問された時の内容を考えておく

特に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあるので、何も答えないよりも気になることがあれば何でも質問するのがおすすめです。たとえば給与や休業日など、転職するにあたって気になることがあれば何でも質問しましょう。

二次面接でよく聞かれる質問一覧

二次面接でよくある質問は、以下の通りです。

  • ○年間は、どのような働き方をしたいと思っていますか?
  • 他社の選考状況を教えてください
  • 入社したら、どのような仕事をしたいですか?どのような貢献ができると考えていますか?
  • 弊社に関して何か質問はありますか?
  • 志望動機を教えてください
  • 自己PRをしてください
  • 入社したらどのような仕事をしたいですか?
  • 貴方の長所と短所を教えてください
  • これまでに経験したことや実績を教えてください
  • 今後のキャリアプランを教えてください
  • 何か弊社に希望する条件はありますか?
  • 趣味や特技を教えてください
  • 転職する理由を教えてください

二次面接では以上のような質問をしてくる可能性があるので、それぞれの質問にハッキリと答えられるように準備しておきましょう。

まとめ

一次面接は比較的通過しやすいかもしれませんが、二次面接は一気に通過率が低くなります。企業が本当に採用したいと思える人材を見極めるためにも、もっと突っ込んだ質問をしてくる可能性が高いでしょう。

無事に二次面接を乗り越えるためにも、よりやる気と熱意が伝わる志望動機にしたり、二次面接を乗り越える対策をすることが重要です。

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