外構・土木業界のお仕事

外構工事は、個人から公共施設まで、建物周りの工事を企画・デザイン・施工する仕事です。

設備の埋設や舗装、エクステリアなど建物以外のすべてに関わります。建物を含めた外観の印象や人の動線、使い勝手を考慮することが重要です。

土木工事は、道路・河川・ダム・橋梁・水道、建設工事の基礎など広範囲に及びます。分譲地の造成から、災害復旧のような人命に関わることまで、社会インフラの整備・維持に欠かせない仕事なのです。

外構業界の仕事・資格

外構業者は、施主の意向に沿った企画・デザインを提案して、設計図面を作成します。その後、技術者が設計図面に基づいて施工するというのが一般的な流れです。

外構の資格の代表的なものには、国家資格である「登録エクステリア基幹技能者」があります。

また、現在、注目を集めているのが「エクステリアプランナー(1級・2級)」です。公的資格ですが、プランニングから原価管理まで、幅広い知見が必要とされる資格となっています。

外構会社や外構業界について

最近の傾向として、ユーザーが外構工事を専門業者に直接依頼するケースが増えています。工務店やハウスメーカーを通すことで発生する中間マージンを削減するためです。

そのため、外構専門業者であっても、外構の企画・提案やCAD図面の作成、工事の施工管理能力が求められるようになっています。

また、エクステリアや舗装はもちろん、庭園や花壇の造成、ライフライン(水道・電気など)の整備など外構全般を請け負うようになってきました。

土木業界の仕事・資格

土木の仕事は、土地造成から建物の基礎工事、道路・河川・ダム・橋梁など幅広く、社会全体を支えている大切な仕事といえます。

同時に、人命や生活に直接影響を与える工事のため、高い安全性が求められ、品質にも厳しい基準が設けられているのが現状です。

工種が多いため、資格の種別も数多くあります。

代表的な国家資格だけでも、「土木施工管理技士」「技術士」「測量士」など、公的資格では、「コンクリート診断士」「舗装施工管理技術者」などがあります。

土木会社や土木業界について

土木会社は、建築業とならび、建設業界の二枚看板の一つで将来性が揺らぐことはありません。

ただ、土木会社という看板を掲げていても、すべての土木工事を施工できるわけでなないのです。

トンネル工事が得意な土木会社は河川の砂防工事のノウハウがなかったり、道路工事ばかりやってきた土木会社はダム工事については全くの素人だったりします。

また、土木業界にもIT化の波が急速に押し寄せています。ITエンジニアにとって、土木業界は新たな活躍の場になるでしょう。